2010-12-05

ゆめのはなし

 サッカーを愛してやまないスルガ銀行のサイトにはサッカー好きの有名人が好き勝手に放談するゆめのはなしというコーナーがありますが、今月はぼくが呼ばれてインタビューに登場しています。普段は仕事を断りまくる嫌な奴として知られているオレですが、サッカーの話となれば別ですよ! というわけでいい湯加減で喋りまくってますんで、是非読んで笑ってやってください。「ベスト11」を選ぶコーナーがあるんですが、そこではもちろん「サッカー映画ベスト11」を選びましたよ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010-01-30

iSad

 iPad、どうやらタブレットPCの決定版ではないらしい、ということでiSadとかiBadとか言われているのだった。曰く「フラッシュが見られない」「USBすらつながらない」「カメラがない」「この額出すならネットブックが買える」などなど。いやすべてごもっとも。

 だが、たぶんこうした批判は本質を見誤っている。ジョブズが「まったく新しいカテゴリーの製品」だと言っているのはただのセールストークではない。タブレットPCを期待した方が間違っているのだ。私見では、これはiPodが音楽についてやったことを映像において実現する端末である。いつでもどこでも写真と映画とニュースが見られるようになるビュウアーだ。アメリカでは当然新聞がiPadに来る。ということは朝起きたらまず起動してiPadで新聞を読み、video podcastで朝のニュースを見て、iTunesで買った連続ドラマを見る。映画ももちろんiTunesでレンタルだ。すべてソファに寝っ転がったまま。

 初代iPodが出たときに、みなが「こんなもん今時出すとはついにジョブズもヤキが回ったか?」とか言ったものである。だが、iTunes+iPodの組み合わせはまちがいなく音楽消費行動を変えた。それと同じことがiPad + iTunes Storeのビデオ販売で起こるような気がする。kindleを叩き潰すのは行きがけの駄賃みたいなもので、ジョブズの本音はそっちにあるんじゃなかろうか。その意味で、本当にiPadを恐れるべきは出版業界ではなく、テレビとTSUTAYAではないかという気がするよ(アメリカのネットワーク局はすでに想定・対応済みだと思うけどね)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010-01-14

Momento

Iphone_001
 iPhoneのアプリでひさびさにこれはヤバイ!と言いたくなるものと出会った。Momentoという。appbankでの紹介はこちら。twitter、facebook、flickr、Last.fmといったソーシャルメディアへの投稿をまとめて表示させるカレンダーである。言ってみればそれだけ。apiを通してアクセスしてるだけだから、別に技術的にものすごいことをしているわけじゃない。なのだか、この使用感は革命的だ。はじめてlifelogという言葉を実感できた。生活のすべてがtwitterに集約され(これは実はすでにされている--読書メーターやらiTunesからの投稿やらで)、それがカレンダーと紐づけられることで毎日の記録が残っていく。これは快感だ。2007年からのtwitterの全logが残っていてくれればなあ。

 ネット社会(コンピュータ社会)はプライバシーをなくす方向に向かって進んでいる、というのはぼくの持論である。人は自分のことが好きなのであり、自分のことをみんなに知ってほしがっている。コンピュータは不特定多数にそれを知らせるための道具だ。twitterでは誰もが頼まれもしないのに自分のプライバシーを暴露しつづける。Momentoがヤバイ!のはここに自分の人生がまとめられていくのがあまりに快感なので、言わなくてもいいことまでtwitしてしまいそうなことである。同時に、flickrなんかとのつきあい方まで変わっていきそうだ。これまではわりと写真を厳選してアップしていたのだが、むしろ撮った写真をすぐアップするライブ的な使い方になっていきそう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009-11-04

談話室オヤカタ

 池田憲章氏と大沼弘幸氏がやっているネットラジオ談話室オヤカタにゲスト出演させていただきました。二週にわたる放送になりますが、一週目の今週はもっぱら『フロム・ヘル』の話。11/11より配信の第二回ではさらにハードコアにかぎりなく放送禁止に近い話になる予定です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009-07-25

Flip Video Mino HD

31lq7yawo0l_sl500_aa280_

 有名な「あるふぁぶろがー」になると、いろいろ無料の試供品やらなんやらが送られてきて「どうかこれを使ってみてください」と頼まれるらしいのだが、まさかそんなことが自分の身に起ころうとは思ってもいなかった。実はさる筋よりFlip Video Mino HDというアメリカで大人気のミニビデオカムを試用させてもらうことになってしまったのだ。これが大変素晴らしく、さっそく使い倒しているのだが、自分一人で楽しんでいてもしょうがないので宣伝させていただく。

 Flip Videoはアメリカのブロガーのあいだで人気爆発中のビデオカム。みんなしてこれでもってビデオを撮ってはYoutubeにアップロードしているという。実際使ってみるとこれがたいへん便利なのである。さっそく撮ってみたんで、サンプルをYoutubeから。

 うーむ。Optrumの格好良さは異常。中原昌也は奥でエフェクターを操作している。で、一週間ほど使いたおしての感想を箇条書きで

 いいところ
 ・小型軽量。重量わずか93gでポケットに入る。これでHD画質のビデオが撮れてしまうんだから恐れ入る。
 ・操作が超簡単。電源ボタンを押すと一秒で録画可能になるんで、シャッターチャンスは逃さない。あとは実質的に録画ボタン一個しかないんで、マニュアルなんかみなくても子供でもビデオが撮れる。
 わるいところ
 ・モニター画面が小さい(1.5インチ)
 ・外部メモリが使えない(録画可能時間は60分)
 ・HDなんで、うちの弱小Mac Miniだとカクカクになっちゃってちゃんと見られない!

 ともかく機械としての割り切りぶりが見事なのである。これ、日本人が作ると絶対静止画撮れるようにしちゃったりすると思うんだが、そういう機能は一切なし。データ移行も充電も本体付属のUSB端子をがしゃこんとパソコンに差し込んで接続するというシンプルさも素晴らしい。「わるいところ」として挙げたポイントも、実はその割り切りの中で生まれてきた特長なわけで、決して欠点ではないのだ。編集も投稿サイトへのアップロードもみなソフトの方でやってしまえ、という割り切り(この辺、iPodの設計思想とも似ている)。日本メーカーなら絶対ボタンたくさんつけて、SDカードを使えるようにして、大画面液晶にして、静止画も撮れるようにするだろう。でも、ぱっとポケットから出して即撮影というお手軽さは絶対なくなっちゃうよね。どっちがいいかってことだけど、オレはとりあえず毎日持ち歩いていろいろ撮ってる。

 国内での購入法についてはここなど参照。輸入販売しているところもあります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009-03-05

Kindle for iPhone

Photo
 amazonの電子書籍リーダーkindleのiPhone/iPod touch版がついに登場! さっそくインストールしてみた。kindleの本はamazon.comのkindlestoreから購入するのだが、日本発行のクレジットカードでは購入不能。ちょっとトリッキーなことをしなければならない。手順は以下のとおり。

1)amazon.comでGift cardを購入する。これは国内のクレジットカードで購入可能。このときにE-mail a gift cardを選択して、e-mailでgift cardの番号を自分宛に送るようにする。
2)amazon.comに別アカウントを作成する。クレジット情報等は入れない。
3) 2)のアカウントをKindle for iPhoneに登録
4) PCで2)のアカウントにログインし、kindlestoreから電子書籍を購入。支払いのときは1)で入手したギフトカードの番号を入れる。

 これでiPhoneのkindleをシンクロさせると、即座に購入した書籍があらわれる。このスピード感はすごい。とりあえずスティーブン・キングのkindle限定本URを購入してみた。フォント・サイズは五段階で、シームレスにサイズを変えられるわけではない。画面サイズが気になるかと思ったんだけど、思ったより読みやすいね。これなら充分に読書デバイスになりそうだ。というか、たぶん最大のポイントはkindleがハードウェアから解き放たれて単なる電子書籍販売プラットフォームになったということだよね。Kindle for Windowsとか出るのかどうか知らないが、その可能性が見えてきたように思う。

 なお、Kindle for iPhoneでは雑誌・新聞の購読はできないらしい。画面サイズの問題かな? 雑誌がいちばん使えそうなんで、これだけはちょっと残念。

| | コメント (3) | トラックバック (0)