ポーランドの『氷の微笑』
ポーランドでKrystian Balaという作家が逮捕されたのは2006年のことである。彼が2003年に発表したAmokという小説の中身が2000年に起きた実際の殺人事件に酷似していたということで逮捕されたのだ。犠牲者は半裸で拷問されたのち殺害され、オーデル川に捨てられていた。
このときは小説の類似だけを手がかりにした見込み捜査の色が強く、反カトリック作家の弾圧だ!と国際的な救援運動が起こったりもした。Balaもほどなく釈放。ところがその後、Balaが犠牲者の持っていた携帯電話をebayで売っていたことなどが判明し、とうてい事件と無関係ではありえないとなったのである。Balaは再逮捕され、このほど禁固25年の有罪判決を受けたという(参考:zakzak)。
要するに自分で殺人して(妻の浮気相手を殺した)、それを小説に書いてたってわけ。リアル『氷の微笑』! 読んでみたいなこの小説。
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