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2014-05-17

追悼・鈴木則文

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 映画監督・鈴木則文氏がお亡くなりになりました。謹んでお悔やみ申し上げます。思えばぼくが最初に鈴木則文監督にお会いしたのは2004年のことでした。映画秘宝でロングインタビューをさせていただく機会があり、お時間をいただいたのです。その後、金沢で〈エンタテイメントの極意〉として特集上映があるときにご一緒させていただきました。何度かインタビューをさせていただいたり、酒席でご一緒させていただいたりのご縁でした。
 監督ご自身のご意向もあり、残念ながらまとまったインタビューにはならなかったのですが(監督はいつも、「映画は花火なんだから、ぱっと打ち上がって終わるもんだよ」とおっしゃってました。含羞の人でしたから、「作家」として持ち上げられるのがこそばゆかったのでしょう)、折に触れて聞いた話がだいぶたまっていますので、これはいずれなんとかしなければならないと思っています。何よりも、明朗で優しく冗談好きで、誰からも愛された監督の人柄の一端を感じていただきたいからです。
 映画秘宝でインタビューできたのは幸いでした。映画ジャーナリズムに存在意義があるとすれば、それは映画に正当な評価を与えることです。映画秘宝という雑誌に意味があるとすれば、それは鈴木則文を正しく評価することだとぼくは当時思っていて、今もそう思っています。だから、あのインタビューでは緊張したなあ。つい「再評価」とか言ってしまいそうになるのですが、それはジャーナリズムの端っこにいる人間の悪い癖で、鈴木則文はつねに評価されてきたし、つねに愛されてきたのです。そのことにも、おつきあいの中で気づかされるばかりでした。ご冥福をお祈りします。

 インタビューと同時に掲載された鈴木則文論を「皆殺し映画通信」のサイトで再掲させていただきます。中身はともかく、熱だけは今読んでもあるんじゃないかな。


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