Nemo: The Roses of Berlin
アラン・ムーア/ケヴィン・オニールの『リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルマン』シリーズの外伝であるネモ船長の娘ジャンニ・ネモ主役のシリーズ第二弾。あきらかにこのシリーズ必要以上にノリノリなんですけどどうなんですかムーア先生! 今回ジャンニは娘(つまりネモ船長の孫)を救い出すためドイツ帝国の中枢に乗り込む。折しもドイツは独裁者アデノイド・ヒンケル(チャップリンが『独裁者』で演じたヒトラー・パロディ)の下で戦時体制が整えられていたのであった…
実は先代、というか初代リーグがドイツの怪人軍団〈黄昏の英雄たち〉と戦ったという話があって、「いやその話読みたいんですけど!」とずっと思っていたのだったが、ジャンニが潜入するのはロトワングが設計したメトロポリスで、そこにはカリガリ博士率いる眠り兵軍団とか女性型ロボットとか悪の帝王とかがいるのだった。これだけの面子を揃えて面白くならないわけはないんだが、むしろこのページ数で使っちゃっていいの?ってぐらいもったいない。もっといろいろ活躍させて欲しかったんだんだけどな〜 てかどうせ外伝書くなら先代リーグの話書いてよムーア先生!
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