
フィリップ・ゴーレイヴィッチの『ジェノサイドの丘』の翻訳を出版したのは2003年のこと。9年ぶりに新装版として出直すことになった。旧版が出たのはまだ『ホテル・ルワンダ』も話題になる前で、ルワンダの大虐殺についてもほとんど知られていなかったころである。ほとんど熱意だけで藤田新策さんに表紙イラストを頼みに行ったりしたものだ。一巻本でお求めやすくなったと思いますので、お読みでない方は是非。
その後独裁色を強めていくカガメへの礼賛など、今読むと違和感を感じる部分もあるけれど、そういうことも含めて読んでいただきたいですね。新装版では豊崎由美さんに帯をいただきました。
コメント