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2011-09-20

ワン・ビン、恐るべし!

Mugon
ザ・インタビューズで「現在最も注目している映画監督は誰ですか。」という質問が来たときには、迷わず王兵(ワン・ビン)と答えた。現在、いちばんラジカルではないかと思われる王兵、毎回見るたびに驚かされている。新作『名前のない男』はまるでフラハティのように新鮮だった。

その王兵のレトロスペクティヴがオーディトリム渋谷にて10/8-14 11/5-11の日程でおこなわれる。上映作はわずか七本。だが全作見るハードルは限りなく高い。それが王兵。はたして上映時間14時間の『原油』を見ることができるのか……

そんな王兵に挑戦すべく、スペシャル・プログラムとして上映される12月公開予定の『無言歌』上映後のトークに参加することになってしまった。今、いちばん旬な映画監督に会えるチャンスにつき、ふるってご参加ください。

10月10日(月・祝)15:00-「無言歌」+ワン・ビン監督トークショー
出席:ワン・ビン監督+柳下毅一郎氏(映画評論家)+市山尚三氏(東京フィルメックス・プログラムディレクター)

難しい話は市山さんにおまかせする方向でいこうと思いますよ。映画は素晴らしいので是非。


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2011-09-02

監督失格 (2011)

Photo 庵野秀明プロデュース、平野勝之監督、ある意味今年最大の問題作である『監督失格』がいよいよ今週末に公開になります。この映画については、ぼくは見るたびに泣いてしまってまったく冷静に見られないので、映画評とかをする立場ではありません。まあ、そんな局外者的な態度を許さない映画なのだ、ということは言えるかもしれませんが。
 そんなわけなんで、乞われてパンフの製作も少しお手伝いさせてもらいました。監督、プロデューサーへのインタビュー、あと座談会の司会構成その他を担当しています。合わせて読んでもらうとそのとき何が起こっていたのかが立体的に浮かび上がる作りになっているはず。みんながいかに平野勝之を愛しているかわかってくれるんじゃないかと思う……んだけど、よく読んだら、平野をいちばん愛しているのはオレだった! まあそんな本です。A5版60P¥900と少々お高いですが、その価値はあると自負しています。劇場鑑賞のおともに是非。10/12からはLAWSONでも売り出すようです。

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