前橋ヴィジュアル系(2011)
監督・原案:大鶴義丹 脚本:一雫ライオン 公式サイト
群馬のド田舎で暮らすネギ農家の息子、タクジには秘密があった。幼いころ、姉に化粧をされて両親の前で「大きな栗の木の下で」を歌うという辱めを受けたために人格が歪んでしまったのである。両親が死んだあと、化粧と音楽にとりつかれた彼はヴィジュアル系バンド、プリンシパルのボーカリストになったのだった。ぼくが歌えば、両親はやってくる! 前橋の農協で働く地味なOLまゆこ(八代みなせ)は呪いの歌声に取り憑かれ、誰にも頼まれてもいないのにフランス語でプリンシパルのホームページを作りはじめる。それがまさか元死神のマーティ・フリードマンを召喚することになるとも知らず……
まあそんな感じで「俺たちは前橋をヴィジュアル系で変える!」とかいってがんばる前橋のヴィジュアル系バンドのお話。最近の人たちは自分のことを“ヴィジュアル系”って言うんですね。もともと「ヴィジュアル系」って侮蔑語だったような気もしたが。いずれにせよあくまでもヴィジュアル重視で音楽性はあまり気にしてないらしく、ギターが抜けたらいきなりハードコア・パンクのバンドからギタリスト(コンビニ勤務)をスカウトしてみたりする。
ついに登場する悪魔の使い、マーティは言う。「おまえら、オレに魂を売ってフランスに行かないか? それにしても群馬から来たんだって? あっちってネギが有名なんだろ? シモネタネギ」
前橋のライブハウスのマネージャーにダイアモンド☆ユカイ。久々に顔を見たよ。それにしても八代みなせ、『片腕マシンガール』の続篇を断ってまで何をしたかったのか……
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コメント
予告編の時点で絶望的なまでのつまんなそうな空気に固まりました。「片腕マシンガール」で見せた輝きを完全に無くしたかのような八代みなせにも・・・
投稿: ぶん | 2011-03-25 23:32