Round of 16 パラグァイ0-0日本(PK5-3)@Pretoria
プレトリアは日本サポばかりだった。日本人だけではない。日の丸のフェイスペイントをし、青いマフラーを首に巻いた南アフリカの連中が次から次へとやってくる。「ホンダー!」「ニッポンー!」の掛け声が飛びかう。パラグァイサポはほとんど見なかった。南アフリカで三試合目だが、ここまでサポの数で圧倒するのははじめてだ。圧倒的じゃないか、我が軍は!
これもすべてデンマーク戦で見せた素晴らしい戦いぶりのおかげだろう。「後に何も残らない」とか「守備的でつまらない」とか腐す人もいるが、なんのしがらみもない現地人がこれだけ応援してくれることがすべてを語っていると思うよ。もちろん、判官贔屓の感情もあるんだろうが、それだけであんなに日本一色にはならない。今回のチーム、本当に気合いが入っていて、応援しがいのあるチームだった。それだけに、Quarterfinalには進みたかった。イングランド・サポに「え?おまえらもう帰るの?」って言ってやりたかった!
まあ、試合の内容については何も言うことはない(ぼくは評論家ではない)。でも、本当に惜しかったし、本当に悔しかった。実は今回、勢いでTSTを取ってしまって来ることになったとき、正直、いろんな意味でどうしようかと思った。来るからには決勝トーナメントまで見たいとは思ったが、しかし本当に決勝トーナメント進出できるのか? 開幕前はかなり悲惨な結果も覚悟していたことを告白せざるを得ない。でも、すべての疑念を封印し、岡ちゃんが勝ってくれると信じてこの日程を組んだのである。その思いが報われて、こんなに幸せなことはない。サッカーファンというのは(なべてファンというものは)つねに裏切られるものだが、ときに天から恩寵が落ちるときもある。それは最後まで信じていた者だけが味わえる幸福なのだ。ま、これがあるからやめられないんだよね。
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