E組 オランダ1-0日本@Durban
E組の組み合わせが決まったとき、おそらくオランダは最大のライバルはデンマークで、カメルーンさえ叩けばよし、日本は草刈り場、と思ったはずである。だが、一戦目が終わった時点でいろんなものが変わった。オランダにとって最大の(不気味な)敵は日本に変わった。おかげでオランダは警戒しながら試合に入ってきた。一勝の重さをこれほど感じたことはない。カメルーン戦、勝っただけで意味のないサッカーとか言われたけど、本番で勝つことはただの一勝にとどまらない。相手もチームも変化する。
予選リーグで当たりたくないチームを聞かれたとき、まず上げたのはオランダとドイツである。どちらも、弱いと見たチームにはかさにかかって攻めまくるチームだからだ。だが、受けにまわったときのオランダにはその強さはない。日本の守備ブロックがしっかり機能し、ボールは回せどシュートは打てないオランダ。前半はむしろ日本のカウンターの方が効いているのでは、という気にさせられるくらいで、ほぼ互角の展開。日本の守備陣の落ち着きっぷりにも一勝の重みを感じた。勝つことはこれだけチームを変えるのだ。サイドの崩しはほぼ完璧に押さえ込んでいたので、あとはミドルだけだな……と思っていたら後半いきなりスナイデルのスーパーゴールが!
最後まで日本の守備は機能していたので、勝てたとは言わないまでも十分引き分けられた試合であった。いや、悔しいな! もちろん次がある。デンマークには引き分けでも突破。今の日本になら十分可能だ。カメルーンに勝ったチームになら!
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント