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2010-04-07

ViVA! Kappe (2010)

監督:植田尚 出演:西尾舞生、伊藤友樹 制作:ウィズユー求人シネマ 公式サイト

 世の中にはいろいろな映画がある。いやそんなことはもうとっくにわかっているのだが、しかしこれはどうなんだ? ちなみに水戸市政百二十周年記念作品。どうなのよ水戸市民!と言いながらもこのタイトルを見たオレの足は否応なしにシネマ・アンジェリカに向かっていたのだった……

 花子は「栄光だっぺ!」とか言いながら故郷、水戸を捨てて上京、文化デザイナー学院で勉強してスタイリストのアシスタントになり、カリスマデザイナーにデザインスケッチを見せると「あんた、男知らないでしょ」の一言で却下。しょうがないので処女を捨ててみたが男に捨てられただけで終わり。しかたないので故郷に帰ってきたが家のあった場所は田んぼになっていた!(ここまではじまってから5分)呆然と立ちつくす花子をひろってくれたのがイケメンの農家の跡取り、太郎であった。

「え?家が無くなった?大丈夫どっかで生きてるわよ」などとアバウトに納得したまま有機農法にいそしむ恩田農場で働くことになった花子。「わー堆肥って臭くないんですねえ」「ちゃんと発酵してれば臭いなんだよ。ほら触ってみ」「わーあったかーい」などという説明的科白を交わしているんでてっきり有機農法とオーガニック料理のPR映画なのかと思っていたが(キンキンがオーガニック・レストランの店主役で出てきてびっくり。店は普通のチェーン・レストランで、天丼とか出してるわけだが)花子は文化で学んだファッションセンスを発揮、カッペな農民たちにファッション指導して垢抜けさせ、さらには農作業のかたわら描いたデザイン画でカリスマデザイナーの主催するファッション・コンテストでグランプリを獲得する!「あたしはこのファッションで、若者に農業の素晴らしさをわかってもらいたいんです!」

 話がどんどん明後日の方に転がっていくのでどうなることかと思った。最後まで無くなった家と行方知れずの両親のことをすっかり忘れているというのが凄い。しかしお洒落モンペのKappeブランドとか本当にありそうで怖い。ちなみに登場人物はみな普通の会話の中で「足跡に自分を刻め、自分らしさは後からついてくる」とか「泥はいつまでたっても泥だけど、いつかわたしに実をつけてくれる!」とか名言botみたいな発言を連発する名言映画。

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