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2009-04-15

獣の交わり 天使とやる (2009)

090227tenshi 監督:いまおかしんじ 出演:吉沢美優、尾関伸嗣 PGの紹介記事

〈シナリオ〉誌のピンク映画シナリオコンクール受賞作品。喧嘩で殴った相手を植物人間にしてしまった少年が何年かぶりに故郷の街に帰ってくると、その彼の世話をしている姉に会って……という成瀬の『乱れ雲』みたいな話。ひとつ違っているのはシナリオ題「イサク」というように、その少年が故郷に帰ってくるきっかけが神の声を聞いたからだというところにある。「会って癒せ」と命じる声を聞いた少年は、一生会わずにいようと思っていた自分の犠牲者一家に会いにいく。

「神の声」を持ち出すのは安易な気がするかもしれないが、これ、伊達や酔狂じゃなくて、かなり本気で書かれた脚本だと思われる。それを思うと、いまおかしんじの演出はちょっと違うのではないかと思うのだ。なんかいつものいまおか調マジック・リアリズムで四畳半にキリストが立ってたりするんだけど、あそこはもうちょっと荘重、というか本当に奇跡が起こる場面なんじゃないかなあ。

 いちばんいまおか調が生きていたのはヒロインが出かける教会の集会場面で、「あー、今日の集会は良かったわあ。神が降りてきたって感じ!」と言いながら「じゃー、このあと法華経があるんで、これで!」と帰ってしまうおばさんが実にいい味で笑えた。

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