小鷹信光「私のペイパーバック」出版記念パーティ
大森望から誘われたので呼ばれてもいないのに小鷹先生に挨拶しに行く。会場は有楽町の外国特派員記者クラブというところ。廊下に上祐の記者会見の写真が飾ってあったりする。小鷹氏の新刊は見ているだけで楽しい豪華装丁のペイパーバック・コレクション本。個人的には口絵と本文用紙を同じ紙使ってるのが羨ましい。『女優林由美香』
のとき、これをやりたかったけど予算の都合で許されなかったんだよねえ。まあそこら辺は年期の違い。「70過ぎたらSFのペイパーバックの本を出すのを目標にしよう」と大森望は言ってたが、我々だとコレクションの真ん中部分がないんでたいへん妙な本になってしまう恐れが。
二次会は滝本誠、大森望、東浩紀(小鷹氏の娘婿)、国書Tという珍しいメンツで近所の居酒屋に行く。素面の東浩紀と話すのはほとんど初めてに近いので、ここぞとばかりいろいろ言いたかったことをぶつけて絡みまくる。「宇野(略)なんとかしてください」とか「南京大虐殺のアレはないんじゃないですか」とか。そういうわけで東浩紀と大激論大会(真剣中年しゃべり場スペシャル)。東浩紀は「抑圧の大事さはわかるんだけど、ぼくは生理的にできないんですよ!」と言ってましたがやはり若いもんを甘やかし過ぎだと思います。しまいに「柳下さんは人を信じてますよ!」と言われてしまった。ヒューマニストだと言われたのは生まれてはじめてだ。でもどう考えても人を信じすぎなのは東浩紀の方だと思います! あー楽しかった。
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コメント
今月号の秘宝の日本映画縛り首で「少年メリケンサック」の所で、
「田野辺くんだけだよ。あれが本物のパンクですよ(笑)。」
とおっしゃってましたが、石井聰亙さんもパンクですよね?。駄文失礼しました。
投稿: ウーリー | 2009-03-25 01:27
>「宇野(略)なんとかしてください」
>「柳下さんは人を信じてますよ!」
>あー楽しかった。
( ^ω^ )
投稿: ダイヤモンドビル | 2009-03-30 17:13