K-20 怪人二十面相・伝 (2008)
監督・脚本:佐藤嗣麻子 出演:金城武、松たか子、仲村トオル 公式サイト
映画の冒頭で「日本は米国、英国と平和条約を結びました。これで第二次世界大戦は回避されました」とラジオのアナウンスで言うのを聞いてはや脱力したが(ニュースで「第二次世界大戦」なんて言うわけがない!)、それで「1949年」って……このパラレル・ワールド設定にはなんの意味があるんだろうか? 機械式タイプライターなキーボードを出したかったって以外に? まさか「こんな二十面相は二十面相ではない!」といううるさがたの非難を退けるためではないだろうが…
そもそも第二次世界大戦が回避された世界ってことは、日本はまだ朝鮮や満州や台湾を植民地にしてるってことだよな? 中国はどうなってるんだろう? ひょっとして金城武の不自由な日本語の裏にはそんな事情が!
出演者では金城武はいつも通りの棒読みだが、松たか子があまりに鈍重で目を覆わんばかり。宮崎駿的な元気なヒロインを目指してるんだと思うんだが、松たか子に「良家の子女のたしなみですわ!」とか言われてもな……漫画的誇張ってもんを根本的に勘違いしてるとしか思えん。
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