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2008-10-03

究極性感 恥穴えぐり(2004)

監督・脚本:山崎邦紀 出演:佐々木麻由子、佐々木基子

 山崎監督の2004年作が上野オークラで再映されているので見に行く。ヒロインの佐々木麻由子はテレビでも人気の美人セックス・カウンセラー。「女性の身体の中にも獣がいるのです。男性の言いなりになっていてはいけません」と言っているのだが、鋼鉄のペニスを持つ患者にアナルレイプされて失神してしまい、自信を失ってしまう。女性の内なるセックスの解放というテーゼが崩されてしまったのだ。そんな彼女はある日、ゴムフェチのレズビアン(佐々木基子)に出会う。「人間はコンピュータと接続してもはやサイボーグになっている。汚い人間の皮膚なんかよりゴムに取り替えるべきよ!」と主張していつもゴムを身につけている。ゴム手袋に包まれた手を見たカウンセラーは「突破口は…アナルの拡張よ!」とアナルフィストファックこそが真の快感への道だと喝破するのである。

「(アナルフィストは)男も女もゲイもレズも境界を越えてつながりあえるのよ!」と言って「女性の内なる獣」から「私たちの内なるプラグに接続する、新たなコンセント」へと進化する佐々木麻由子こそ、まさしくサイボーグ・フェミニズムなのだ! 小谷真理氏の本は読んでいませんが、たぶんそういうことだと思うな~ というか、山崎監督は確実に小谷真理(またはダナ・ハラウェイ)を読んでいるので、フェミニズムの人たちはもう少し注目してあげるべきだと思ったよ。最後はもちろんみんなでアナルフィストの輪を作って全員昇天。

 インポで「私のように金もなく男も立たない人間は、ゴミ集積場のゴミ袋に過ぎないのです」とか言ってるなかみつせいじがしみじみと素晴らしい。それにしても、これを見ながら、つくづく自分はこの手の奇想コメディが好きなんだなあ、と思ってしまったよ。

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