温泉サギ師~湯けむり、グルメ、やっちゃうからあ!(1986)
「温泉みみず芸者」「温泉スッポン芸者」に続く鈴木則文監督の温泉シリーズ第三弾はショーケン+佐藤浩市の「温泉サギ師」。86年の大晦日に、紅白歌合戦の裏番組として TBS系で放映された底抜けTVドラマ。以前から見たいと思っていたのだが、ファミリー劇場で放映されたのを頼んで録画してもらう。個人的には、これをもって今回 の則文特集の〆とする。
ショーケンと佐藤浩市のダメ詐欺師コンビが温泉街で一働きしようとしたところ、自殺しようとしてた萬田久子に会って……という話なのだが、ほとん どただのバラエティショーでやりたい放題。いきなり吐きけがするとサルトル『嘔吐』が写るとか、ショーケンと佐藤浩市の名前がそれぞれ阿南と森(この年の 日本シリーズは広島vs西武!)だとか。
「二人とももうルビコンを渡ったのよ!」
「いえぼくロリコンじゃないですから」
「相変わらずケチな商売してるなあ、スティービー・ワンダー!」
(ここには書けないギャグ)
CCB! 塩沢トキ! ポール牧! シスター!
ロケは修善寺温泉から熱海。ちゃんと観光映画になっており、最後は画面の向こうから二人が視聴者に向かって「あけましておめでとうございます!」と挨拶しておしまい。アジアの正月映画はやっぱこれだね!
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コメント
うわ、『温泉サギ師』再放送されていましたか!
レストランに行くと「料理天国」のテーマ音楽が流れて
龍虎さんが食事しているというギャグを覚えています。
投稿: 4310 | 2008-06-23 19:02