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2008-04-19

『拷問者の影』新装版


  Gene Wolfe's The Book of the New Sun 
  Originally uploaded by Garth Yanashita.

 ついに『拷問者の影』新装版の見本が手元に届きました。本文が470ページ、旧版は422ページですから組が変わってだいぶゆるやかになりました。それよりびっくりしたのは背表紙が黒! 背表紙だけ見るとミステリ文庫みたいです。番号も新しくなってウ-6-5。でもお値段は据え置きで¥840+税とたいへんお得になっております。

 是非とも一家に一冊お買い求めを! 書店にならぶのは来週4/23となります。おっと、それから下に敷かれている白い紙の束は……

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コメント

>是非とも一家に一冊お買い求めを! 書店にならぶのは来週4/23となります。おっと、それから下に敷かれている白い紙の束は……

では、また図書カードで(笑)。ウソです、明日現金で買わせていただきます。
ところで、(故人の著書の翻訳における校正過程はよく分からないんですが)次回作、初校ということは……今年中は無理という理解でよろしいでしょうか?(「早くして欲しい」と言うことではありませんが、翻訳でも出す出すといって十ウン年と言う例はざらにあるものですから……そのう……心配で(汗)。最近の有名どころではジャック・デリダ『マルクスの亡霊たち』の増田さんとか)
またこれも、こちらの無知を晒すようで中々聞きづらいんですが、
『新しい太陽の書』の邦訳は以後全て柳下さんが、と考えてよろしいのでしょうか?
無論、アンケートなり何なりわがままな読者の責任として下支えはさせていただきたいと考えているのですが、
「(ある会社が邦訳出版権を独占した)ある海外作家の連作を一人の翻訳家が全て受け持つ」という了解ないし慣習が(翻訳家の急逝は別としても)確固としたものなのか? 分からないので。
できれば、ウルフ師の作品は全て柳下訳で読みたいのです。

そういえば、特定の翻訳家の作品の選集(SF版)と言うのはあまり、というか噂にも聞きませんね。僕が知らないだけかもしれませんが、雑誌媒体の特集以外では。
成れば浅倉久志さんが筆頭かと思われますが……全集は無理でしょうか。数が、ね(笑)。

投稿: 冬の蠅 | 2008-04-22 16:51

誤解を招いてしまったかもしれませんが、岡部宏之先生はご健在でいらっしゃいます。『新しい太陽のウールス』は岡部訳で8月に刊行予定です。

そのまた続編…となるとBook of the Long Sunということになるのですが、これは未定ですね。それ以外のものをやることになるかもしれません。その件についてはいずれ。

投稿: garth | 2008-04-22 17:08

早速の返答、ご丁寧にありがとうございます。
こちらも誤解を招くような書き方でした。申し訳ないです。
岡部宏之先生がご健在なことは、昨年コンスタントに発行されたハヤカワSF文庫「王狼の戦旗」シリーズから知っていました(また旧翻訳『新しい太陽の書』を貶める意図もありません)。
たとえが悪かったですね。

お詫び申し上げます。

投稿: 冬の蠅 | 2008-04-22 19:06

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