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2008-04-27

少林少女 (2008)

1006139_01 監督:本広克行 出演:柴咲コウ 公式サイト 池袋シネマサンシャシンにて。

 初日にもかかわらず、客は50人ばかり。配給東宝、製作フジテレ ビ、監督本広克行、主演柴咲コウという最強の(最悪の)布陣でこの入り……本格的に邦画バブルの終わりを感じずにいられない。それともドラゴンの祟 りだろうか。劇中、一度でもブルース・リーの映画を見たことがある人にはとうてい許し難いシーンがあるので、思わずブルース・リーを舐めるな! と呟いてしまったのである。

 この映画、カンフーを舐めてるだけじゃなく、ラクロスに対してもたいがい失礼だと思われる(ゲームのルールすらわからない)。こんなのに協力しているラクロスU- 19日本代表チームこそいい面の皮だ。しかしそれよりもまず話の意味がわからない。これ、最大の敵が仲村トオル演じる悪の学校長なのだが、彼は「今時、売り物になるのは美だけだ!」とか言って、富士山麓にある大学の宣伝のために ラクロス部を強化しようとしているのである。で、素人ばかりのラクロス部(ここがすでに意味不明なのだが)に、少林寺で修行を積んだ柴咲コウが入部してくる(学生ですらないのに!)。彼女はものすごいパワーの持ち主だが、個人プレーに走ってチームは崩壊し てしまう。チームメイトに和の大事さを教えられた柴咲コウが何をするかといと…… 壁打ち

 それで協調性が身に付くのだろうか!? そしてチームが連戦連勝をはじめるや、仲村トオルが悪の本性を発揮して「あの女の大事にしているものをすべて壊せ!」と道場を焼き、師匠(江口洋介)を ぶちのめし……って柴咲コウが活躍すれば大学の宣伝になるんじゃないのかよ!

 あー、頭が痛い。終わったあと、前に座っていたカップルの男が「あー面白かった」と言ったのには本当に力が抜けた。これほど誰にも勧められない映画も珍しい。映画を見て怒りを感じるのが 明日への活力になるという人にだけお勧めします。

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コメント

僕も,見ました。
私も同じ意見です。

久しぶりにスクリーンに靴投げてやろうかと思うくらいの酷さでした。

柴崎コウの祖父の写真がアニメ監督の富野由悠季監督なんですね。

富野監督も富野監督で脚本読んでから出演辞退しろよと思った。

大体少林寺って禅寺で女人禁制なんですよね。
この怒りを糧に明日も生きていこうと思います

投稿: デュード | 2008-04-27 15:42

私もガッカリしました。
この破綻したストーリーでは俳優陣が可哀相すぎ映画に賭けた鍛錬がブチ壊しだと思う。
オマージュのつもりなのかブルース・リーを愚弄する気かとも思えるワンシーンがあり怒りを覚えた。
この手の映画はブルース・リーの存在なしには在りえないのだから・・・
チャウ・シンチーはどう思ったのかな??? 
良い役者さん揃えたのに勿体なく切ない気持ちになりました。
特に柴崎コウの真摯な態度と気合が強く感じられただけにとても残念!  

投稿: ゆっぴ | 2008-05-01 22:50

この手のコメディに糞真面目な突っ込み入れるのはどうかと
思う。そういう感想なら小学生でもできる。コメディという
要素を踏まえてそういうバカっぽさを評価してほしい。

投稿: アッシュ | 2008-05-21 21:47

破綻した設定の上でギャグが滑りながら意味不明のストーリーが続く、ある意味奇蹟のような映画でした。

投稿: ゲーナ | 2010-09-08 08:12

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