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2008-04-05

四十路の蜜つぼ 男好きな肉体 (2008)

080404mitsutsubo 監督:荒木太郎 出演:浅井舞香、淡島小鞠、佐々木基子

 このところ煮え切らない作品が続いている荒木太郎だが、久々の快作か?と思わされる。冒頭、路上でいきなり全裸になって車を停める女→ダンプの上(文字通り上!)でのセックス→その女が足立区のガソリンスタンドで働きはじめるまでの五分くらいはまるでラス・メイヤー映画かと思うような強烈なテンションでいやがうえにも期待は高まるのだが、そのあとがどうもいけない。野上正義の父親に荒木太郎、淡島小鞠の兄妹三人でやっている家族経営のガソリンスタンドに女が波紋を引き起こす、という物語がどうもままごとみたいに見えてしまって……

 思うに最大の問題は熟女淫乱AV嬢である浅井舞香のキャラと、荒木太郎が書いた設定との齟齬にある。女は会う人ごとに「丈って男を知らない?」と問いかけ、あるいは「あたしは三十五の時に狂ったのよ……男狂いにね……」とひとりごちてみたり、あきらかにセックスの魔に魅入られて身を持ち崩してしまった女として描かれている。ならば身体の疼きがおさえられず片っ端から男をくわえこむにしても、それは嫌々流されるようなかたちであるべきだ。

 だけど実際のセックスシーンでは、あきらかに浅井舞香の方が楽しんでエロの空気を発散しているのである。おかげで女が流れていく話にどうも説得力がない。ぼくは浅井のAVは見たことがないのだが、これはどう見ても本人の資質の問題なので、結局のところ、荒木太郎には彼女のキャラクターを扱いきれなかったということになるだろうか。浅井舞香としてはもっとキャンプな映画の方が向いていると思われるので、ここは旦々舎を推薦しておきたい。浜野佐知さんとは気が合うのではなかろうか。

 今回、100円パンフが堀内満里子さんではなくなっていた。できたら次回作は堀内満里子にやってほしいんだけどなあ……

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