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2008-02-09

地獄のローパー 緊縛・SM・18才 (1986)

監督・脚本:片岡修二 出演:下元史朗、早乙女宏美

 片岡修二のたぶん最高傑作であるところの一本。『SMクレーン宙吊り』と改題されて浅草世界館で上映中なので見に行く。

 下元史朗演じるは“悪魔のサディスト”地獄のローパー、投げロープでどんな女もあっという間に亀甲縛りにとらえ、吊して引っ張ったロープをピン!とはじくと女はたちまち喘いで陥落……どんな女もたちどころに調教するアイパッチをした最強のサディストなのである。ローパーはさる男の依頼を受け、女暴走族“ボンバーズ”のアジトに潜入する。ボンバーズのリーダー、真知子にさらわれて監禁逆レイプされていた恋人を救い出すためだ。ローパーは難なく少年を救いだすが、真知子はローパーの調教が忘れられず彼の元を訪れて……

 もう片岡修二も下元史朗もノリノリで撮ってたのがよくわかる一本で、いきなり聖書を引用してみたり(「欲孕みて罪を生み、罪成りて死を生む!」)、さる名作のパロディがはじまったり、ギャグもやりたい放題なのだが、どれも滑らないあたりが絶好調時の勢い。クライマックスはタイトルにもなっている「クレーン宙吊り」なのだが、もはやSMの興奮などどこにもなく、『ビックリ日本新記録』でも見ているかのようなあっけらかんとした感動に包まれる。記録、それは儚い……

 その後『やりたがる女4人』(07 深町章)を見てあまりのことに死亡。気がついたら場内にいたのはオレ一人だった……

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コメント

はじめまして。
すっかり忘れ去られてしまった片岡修二の作品を取り上げてくれたこと、かつてファンだった者としてとても嬉しく思います。

2つばかり気になることがあったので書かせていただきます。

「地獄のローパー」というのはビデオタイトルで、劇場タイトルは「緊縛・SM・18才」だけだったように記憶しています。

この作品はシリーズ二作目なので、一作目の「逆さ吊し縛り縄」に一切触れずに、これだけを語るのは少々片手落ちという気がします。
もちろん、単独で観ても十分面白い作品ではありますが、一作目では、主人公の縄師になる経緯(もとは普通のサラリーマン)やアイパッチの理由なども描かれていますし、何よりも一作目の好評があったからこその二作目なので、やはり多少の言及はあってしかるべきかと思います。

ちなみに、うろ覚えなのですが、片岡監督自身は一作目の方がお気に入りで、二作目に関しては「悪ノリしすぎてまとまりがなくなった」みたいな反省の弁を当時のインタビューで語っていました。

投稿: キルゴア二等兵 | 2008-02-10 03:22

初めまして

片岡修二監督の最高傑作「SMクレーン宙吊り」は、「S&M HUNTER」の英語タイトルのもと、今回2008年9月にアメリカ、テキサスで行われる「オースティン・ファンタスティック映画祭」にての上映が決定いたしました!

現在、アメリカではこの映画の前編ともなる「SM 倫子のおもらし」及び「逆さ縛り縄」の字幕作業も進行中であります。

以下のウェッブ・サイトからは、今回の映画祭の引き金となった「SMクレーン宙吊り」の英語版予告編を見る事ができます。

www.pinkeiga.com

興味がある方は、ご覧下さい。
PinkEiga.com

投稿: PinkEiga.com | 2008-08-07 05:15

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