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2008-01-06

鬼輪番 (1974)

監督:坪島孝 出演:近藤正臣、荒牧啓子、佐藤慶 原作:小池一夫

 ラピュタ阿佐ヶ谷の〈岸田森特集〉にて。タイトルは「おにわばん」と読む。地獄の特訓で鬼神のように強くなった「お庭番」のこと。小池一夫イズムだなあ。

 近藤正臣はじめ五人の少年少女は地獄の特訓で鬼と化す。これ、90分ないくらいの映画なのだが、鬼になるまでで三分の一以上使っている。どう考えても長いのだが、こ れが全然ダレない。毎回スーパーヒーロー映画を見るたびに「スーパーヒーローものにオリジンは要らない(=ヒーローになったところから話をはじめればい い)」と言っているのだが、オリジンと特訓は違う。映画には特訓がなければならない!

『あずみ』そこのけの特訓で仲間はどんどん死んでゆき、最後に残ったのは五人。卒業試験は忍者であるからして当然セックスだ。「おまえたち は攻、防の術は学んだ。あとは探の術じゃ!」というわけで五人の紅一点小坊師は処女を奪われた上、童貞だった仲間四人に次々に犯される。童貞喪失した兄弟 たちは切れぬ絆を結んで「親鬼」たちに反抗するのだ……これぞ小池イズムというものだ! 『あずみ』ももうちょっと小池イズムがあれば面白くなったのにね。

 ちなみに五人の「鬼」は紀州公の謀反の根を断つために陰謀を紀州に潜入するのだが、「裏の裏をかくのだ」と言っていちばんバレやすいやりかたで侵入を試みる。いやそれ隠密行動の意味何もないから!

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