最近読んだ本
『ロリータ、ロリータ、ロリータ』 若島正 ★★★★★
『緑の影、白い鯨』 レイ・ブラッドベリ ★★
『映画のこわい話 黒沢清対談集』 ★★★
『戦前の少年犯罪』 ★★★★★
『世田谷一家殺人事件の真実』 山元泰生 ★★★★
『ブルバキとグロタンディーク』 ★★★
『ブルバキ〜』は「もいっぺんブルバキやろうかなあ」(無理!)と思わせるくらいには面白かったが、ちょっと疑問も多い。何よりもブルバキという のは一般化の鬼であり、応用を嫌い、図解によ「理解」を嫌ったからこそあんなにも面倒くさい代物になった(そして美しい)とぼくは理解しているのだが、そ のブルバキを構造主義に与えた影響において称揚しようとするのは戦略としておかしいのではないか? ブルバキは何物にも還元されないからこそブルバキなの ではなかろうか。
もうすぐ閉店の書肆アクセスで塩山芳明の『東京の暴れん坊』を買ったらサイン本で 他人の悪口はやめよう と書いてあった。すいませんすいません。帰ると『オン・ザ・ロード』(ジャック・ケルアック)と『[ウィジェット]と[ワジェット]とボブ』(シオドア・スタージョン)が届いていた。次はいよいよ『蒸気駆動の少年』だ よ!
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
グロタンディークって未だもって消息不明ですか?
ペレリマンにしてみてもそうですが、(この前のNHKスペシャルの印象がどうしても強くなってしまいますが)、
天才は隠者の顛末を迎えるものなんでしょうか?
「例えば、ポール・ゴーダンは不変式論に於けるダフィット・ヒルベルトの証明をして「これは数学ではなく神学だ」などと述べている」(Wiki「アブストラクト・ナンセンス」の項より引用)
投稿: 冬の蠅 | 2007-11-13 18:02
ホントに出るんだろうなあ>蒸気駆動
投稿: 山形 | 2007-11-27 12:19
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/4309622011
ほらもうisbnもついてるし。
投稿: garth | 2007-11-30 13:06