ベオウルフ/呪われし勇者 (2007)
公式サイト 12/1公開
どんなものかなあ……とあまり高い期待は抱かず見に行ったのだが、思いの外面白かった。これで監督がピーター・ジャクソンなら傑作になったのではないだろうか。いや監督ゼメキスのままでも、あの気持ち悪いCGでさえなければ……いやそれは言うまい。
その功績は一に脚本(ニール・ゲイマン&ロジャー・エイヴァリー)のおかげだ。てっきりエイヴァリーが骨子を作って、そこにゲイマンがセリフ回し やら神話的彩りをつけたものだと思っていたが、プロダクション・ノートを読むかぎり、どうやら話のメイン・アイデアもゲイマンのもので、エイヴァリーは清 書しただけらしい。すげえなゲイマン。
プレスの表紙にまでなっていてすっかり主演みたいなアンジェリーナ・ジョリーはもちろんはまり役。ていうかこの役はどう見てもアテ書き。あとクリ スピン・グローヴァーもアテ書き。まあそれはいいんだが、最後までジョリーの役が「グレンデルの母」でしかなく、名前がついてないのはいかがなものか。嘘でもいいから名前ぐらいつけとけ、と。
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コメント
>気持ち悪いCGでさえなければ……
「ポーラエクスプレス」のときもそう思ったけど、3D版を観たら(CG込みで)大傑作だったので、今回も3Dが本命では。
完成がギリギリだったようで、ゲイマンも「3D版のほうは公開日まで観られそうにない」ってぼやいてました。
ところで日本では3Dで公開してくれるのか?
投稿: あつし | 2007-11-15 20:40