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2007-05-25

D坂の殺人事件 (1997)

監督実相寺昭夫 原作江戸川乱歩 出演真田広之、吉行由実、嶋田久作
Xunwnojdy シネマヴェーラ渋谷にて10年ぶりに再見。

 友人でもある吉行由実さんの女優としての代表作なんだけど、あらためて見直しても真田広之のすがすがしいほどに徹底した変態ぶりの前には影が薄い。則文特集に引きつづき、シネマヴェーラの裏テーマは 真田広之変態特集なのだろうか? 則文映画を見ていた当時は「真田広之ってゲイなのか?」とずっと思っていたのだが、あらためてまとめて見るとむしろゲイというより極めつけのナ ルシストなのかなあ、という気がする。家でひたすら鏡に見惚れているタイプか。

 ほとんど嶋田久作と岸辺一徳の会話だけで話を説明してしまうほどで、演出的には決して出来のいい映画とは言い難いんだが、映画の魅力がそれだけではないのだってことを教えてくれる作品でもある。 劇中の責め絵を前田寿安が描いているのだが、あの絵がもう少し吉行由実に(あるいは真田広之に)似ていたらお宝になったのになあ。

 最後、三輪ひとみ演じる小林少年が「ボクには……あの人の気持ちがわかるような気がします」と言うのは実相寺の変態カムアウトなのだろう。 なんでも実相寺翁は「わしの若いころに似ている」と三輪ひとみを可愛がっていたそうなのだが、いったいどういう変態を遂げればあの美少年があんな怪物になる というのか。変態だからか。合掌。

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コメント

>監督実相寺昭夫
監督の『実相寺昭雄』と、脚本家の『薩川昭夫』が、
一緒になってますな(笑)。
嶋田久作の『明智小五郎』良かったのに、
なんでこれと『屋根裏の散歩者』しか、作られなかったんですかねぇ…

投稿: naga | 2007-05-26 01:37

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