ピンク大賞特別賞
昨日は池袋新文芸坐でピンク大賞。『女優・林由美香』で特別賞をいただいたので、受賞者として壇上にあがる。場内は立ち見も出る大混雑ぶり。なんだかピンク映画館に閑古鳥が鳴くほどにこういうイベントだけが盛り上がってくるようで、なんとなく寂しいような気もする。
壇上での挨拶は以下のとおり(全文)。
今日はぼくがこうやって賞をいただきましたが、別に自分がもらったとは思っておりません。これはあくまでも林由美香さんに贈られた賞です。ここに立っていますのも、誰かもらう人間がいなければならないので立ってるだけで、もちろん自分一人の力でできたわけではありません。共同編集者の直井くん、林田さんの力を借りなければとうてい本はできませんでした。それに司会の松島さんをはじめとする執筆者の方々にも深く感謝しております。
写真や取材などで多くの方にご協力いただきました。国映さん、新東宝さん、大蔵映画さんという各映画会社、それに渡邊元嗣監督、荒木太郎監督。とりわけ渡邊監督には当日に電話して「あと二時間以内に写真貸してください」などと言ったんですが、そんな無茶なお願いにもお応えしてくれました。みなさんが「由美香さんのためなら」と快く力を貸してくれたんです。これも彼女の人徳だったんだなあ、と思います。
これで林由美香さんは三年連続の受賞になります。一昨年は主演女優賞、そして昨年は特別賞でした。みなさんが由美香さんの映画を見てくれるかぎり、由美香さんが死ぬことはありません。今日は本当にありがとうございました。
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コメント
感動的な壇上での挨拶ですね。
たいへん感動しました。
投稿: _______ | 2007-04-25 02:13