ミリキタニの猫 (2006)
公式サイト 監督・撮影・編集リンダ・ハッテンドーフ
マンハッタン、八丁目のコリアン・デリの前でいつも絵を売っているホームレスがいる。東洋人らしきその男は「グランドマスター・アーティスト」だ と名乗り、施しは断って素朴な絵を売っているのだ。ある日、そのたたずまいが気になった一人の女子学生が彼にカメラを向けると……
去年の東京国際映画祭で話題だった作品。いや、これは傑作だった。何よりもこれだけの話を74分にまとめて語ってしまうのが素晴らしい。いったいどれだけの素材を捨てたのか。編集は思い切りだというのはみなわかっているわけだけど、なかなかここまでは思い切れない。
秋公開。みなさんにお勧めします。是非見てください。
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コメント
今頃のコメントですが・・・
『ミリキタニの猫』見ていただいてありがとうございます。
そして気に入っていただいたようで嬉しいです。
多くの人に見て貰いたいです・・・でも残念ながらもうすぐ東京公開は終わってしまいますが・・・。(地方ではこれからのところも多くあります。)
ジミー・ミリキタニは今87才、ニューヨークで猫と一緒に暮らしていて、今でも元気で毎日画を描いてます。
『ピース・キャッツ』という本も併せて読めば(見れば?)、さらにジミー・ミリキタニのことが分かると思います。ミリキタニの描いたが画が40点以上掲載、そして彼の言葉と人生が書かれていて、山田太一、伊達公子、篠原勝之(KUMA)、友部正人による寄稿が含まれていますよ。
投稿: つぶやき | 2007-10-31 23:35