バベル (2006)
一時間前から行かないと入れない、みたいな時もあった『バベル』だけど、アカデミー賞が終わった途端に蜘蛛の子を散らすように人が逃げて今日は余裕(しかし、みんな本気で凛子たんがアカデミー獲れると思ってたのかなあ)。
で、映画は谷川俊太郎の詩みたいな感じ。ほら、「モロッコでケイト・ブランシェットが血を流しているとき、渋谷では菊池凛子がパンツを脱いでいる…」みたいな。南北問題のレッスンとしては可もなく不可もなしか。それにしても、どうして外国人の撮る日本人は日本人に見えないのかねえ。メイクとかの問題なのか?
しかしそんなことよりも今日のメインはGAGA新試写室! 防衛庁跡地の東京ミッドタウンに出来たGAGA新試写室なんだけど、33階でエレ ベーターを降りるといきなり東京タワーを見下ろす超絶景。山と積まれた胡蝶蘭が濃厚な香りをはなち、瀧が流れる前をカーブした階段を登っていった先に全席 席番号が刺繍された豪華椅子の試写室が待っている! すげえ! でもいくら見晴らしが良くてもただの試写室だからな~
地下は高級ショッピング・モールで、なんで俺試写見に来ただけなのにラスヴェガスのモールに連れてこられちゃったの?みたいな。思わず血迷ってディーン &デルーカで昼飯食おうかと入りかけたが、今日は内覧日だったので利用できるのはプレスか関係者だけなのだった。しおしおと表に出て日高屋でラーメ ン食う。どうせ俺はこっちの方だよ。
その後アテネ・フランセで高橋洋氏とトーク。『エイブル・エドワーズ』というインディペンデント映画の上映だったんだが、みなさまお楽しみいただけましたでしょうか? 高橋さんは「ブレイク・エドワーズだっけ?」とか言っていた。しかし、どう考えても『狂気の海』〔高橋洋監督の美学校実習作品)の10分ほどのメイキングの方が面白かったはず。
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