愛の流刑地 (2007)
先日、六本木ヒルズのTOHOシネマズに『バベル』の試写を見に行ったときのこと。開場時間くらいに映画館に向かったら、向こうから大森望と鷲津義明(ワッシー)がやってくる。
「ダメダメ。全然無理。門前払い」
開場時間に来たのに……と言っても無駄。劇場前には長蛇の列。いや試写入れないのに長蛇の列。しょうがないか……と一度は帰りかけたんだけど、そこでふと思いかえして「『愛の流刑地』でも見るか」と大森とTOHOシネマズに戻る。だが折悪しくすでに映画ははじまっていたのであった。
最終的には
大森→『愛の流刑地』(頭10分欠け)
ワッシー→『時をかける少女』
オレ→『硫黄島からの手紙』(英語字幕版)
と三人三様の幸せを満喫していたのである。
結局、『愛の流刑地』は本日池袋に出かけて鑑賞。これ、最大の問題はトヨエツと寺島しのぶが並ぶと、寺島しのぶの方が年上に見えてしまうっていうことだね。トヨエツは相変わらず眉間に皺寄せて力みかえった演技をやっています。こんな映画でも百パーセント本気のトヨエツ、最高だ!
あと凄いのは長谷川京子の美人検事でしょうか。取り調べでいきなり服を脱ぎだしたり、雨が降り出すと外に出て踊り出したり、次に何をするかまったく想像もつかない。一瞬たりとも目を離せません。
あとはもっぱら客に注目してたんだけど、壮年回春カップルや女子高生友情プライス三人組に混ざって、40がらみの白髪の孤独そうな女性が一人で見に来ていて、なんとなく淳ちゃんファンの女性ってこんなんだろうか……とか思った。それにしても上映前に平井堅の強烈な主題歌に合わせて歌っていた女の子たちはなんだったんだろうなあ。あれが最大の謎だな。
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コメント
はじめまして。
ヒラケンはMステで喉を枯らし風邪を引いて登場。
しかし、歌いだし1秒前まで鼻水をすすっていたのに、突然の大熱唱にスタジオポカーンな回があったので、多分歌の終わりで
「ぃーヒッ」って繰り返し語尾の声を上げるとこ真似してたんじゃないでしょうか。
多分、映画よりあのパフォーマンスの方が迫力あるとおもいま
10代の頃よりずっと柳下さんの映画評のみ信用して今日までまいりました。まさかこんなことで初コメント書くとは思っていませんでしたが。
投稿: ヒノキオ | 2007-01-25 21:07
はじめまして。
40がらみ白髪の孤独女性は、きっと淳ちゃんでなくトヨエツ命だと思います。
投稿: kamomo | 2007-01-30 11:56