2006年映画ベスト10
映画秘宝のベスト10発表号が発売になったんで、ぼくのベスト投票をここに転載しておきます。
- 『スキャナー・ダークリー』(06 リチャード・リンクレイター)
- 『悪魔とダニエル・ジョンストン』(05 ジェフ・フォイヤージーグ)
- 『デビルズ・リジェクト』(05 ロブ・ゾンビ)
- 『Dog Days』(01 ウルリヒ・ザイドル)
- 『世界の終わり』(06 ジョン・カーペンター)
- 『エレクション』(05 ジョニー・トー)
- 『ヒストリー・オブ・バイオレンス』(06 デヴィッド・クローネンバーグ)
- 『LOFT』(05 黒沢清)
- 『ブラック・ダリア』(06 ブライアン・デ・パルマ)
- 『卍』(05 井口昇)
〈マスターズ・オブ・ホラー〉のためにジョン・カーペンターが撮ったのは呪われた映画の話である。映画祭でたった一度だけ上映され、その後封印された映画には死そのものが写しこまれているのだという。それは決して見てはならない映像だとみなわかっていながら、それでもどうしてもその映画を探さずにはいられない。カーペンターが描いているのは、映画に取り憑かれて映画館に通いつづける我々自身のことである。我々はみな、廃人となっておぼろなスキャナーを見つめつづけるまで、どうしても止められない中毒患者なのである。
ワーストその他は本誌で見てください。ちなみに個人的にいちばん受けたのは「ベスト・シーン一位 『スキャナー・ダークリー』ウィノナ・ライダーのヌード」でした。みんなバカすぎ。
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